書評:欧米エリートが使っている人類最強の伝える技術②
一流の説得術
一流は気付かれずに説得する:口がうまいと思われると警戒されるため、以下の特徴を持つことが重要です。
- 目新しいデータや分析を根拠にする。
- 常識離れの斬新な理論を提供する。
- 珍しい独特な用語を使用する。
「バカ」の動かし方
バカの定義:何も知らず、判断力もないのに的外れな意見をする人。
対処法:
- プライドを傷つけないようにする。
- 理解できる優しい言葉を使う。
- 正しさよりも最短距離で説得する。
- 根拠→論理→結論の論理をあえて飛ばす。
- 相手の言い分を引用する。
悪い噂を流された時の対処法
ローマ時代から伝わる弁明術:
- 事実ではない場合:全否定。
- 事実だが実害なし:付き合っているが誰にも迷惑をかけていない。
- 実害はあるが聞き手に対してではない:他人には関係ない。
- 聞き手に実害はあるが、甚大ではない:あまり大きな問題ではない。
聞く気のない聴衆を引き付ける方法
古代ローマのキケローの対処法:
- 保証する:「必ずためになります」「重要な話をします」。
- 頼み込む:「話を最後まで聞いてみてください」「有益だと思うのでぜひ聞いてください」。
- 叱る:「黙って聞け。子供か君らは」。
- いさめる:「君らもプロでしょう。話を聞いて下さい」「皆さんが優秀だから、そうした態度は残念です」。